2007年10月17日 (水)

現場発泡断熱材

昨晩は日付が変わる直前までお施主様とお打ち合わせ。

たいていこんな翌朝は神経が昂ぶっている。

例外なく6時前から飛び起きてランに出た。

今朝はかなり肌寒く、7キロ走るつもりでスタートしたが、

保温性のある長袖上着を着ていたためか

折り返し地点でいい感じで汗をかいていたのでもう1キロ追加。

里見公園下まで走った。

 

 

先日、ある断熱材メーカーの営業さんが来所し、

目の前で断熱材発砲の実演をしてくれた。

透明樹脂コップに5ミリずつ原料である

レジンとイソシアネート液体を入れ、

割り箸でかき混ぜ始めた瞬間、

まるでマジックのようにモコモコモコッ!とあわが溢れた。

あっ、こぼれる!と思ったところで化学反応は止まり、

すっかり固まっていた。

070217_007_2

これを木造の壁内に現場で吹き付けるという訳だ。

確かに断熱・気密性は高くなりそうだ。

住宅を使用している間は省エネ効果はもちろんかなりあるようだけど、

住宅を解体する際に分別は出来るのだろうか?

と聞いてみたところ、

木材にこびりついてしまうので、

分離分別は難しいのが現状ですと言う。

たとえば解体時にある液体を掛けるだけで

水と何かに変化するとか、微生物に分解され土に還るとか出来るといいのですが・・・。

生産から廃棄まで全てにエコというのは難しいですが、

是非開発してもらいたいものです。

 

面白い形に出来上がったサンプルを見て、欲しくなりお願いして頂戴しました。

まるでマックシェイクかビールだね(笑)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月22日 (金)

自然素材と新駅と。

今朝も6時前に目が覚め5キロの江戸川ラン。

昨日柏の葉ららぽーとへ寄った際に、

ユニクロのセールで超破格で見つけた、

トレーニングウエアを装着して走った。

いつもと違うささやかな幸せがひとつあるだけでも、

さらに走るのが楽しくなるから不思議だ。

 

 

昨日は、シラス壁メーカーが主催の

『限りなく自然素材100%に近い住まいづくり』

住宅見学会に参加するために、

柏の葉へ初めて行った。

つくばエクスプレスの駅のひとつである

柏の葉キャンパス駅の目の前にある、

千葉大学の構内に、なんと住宅が4件建っている。

これからこの中に実際にシックハウスに悩むご家族が住んで、

データを取るとのことだ。

 

室内外共に、ケミカル製品はとことん排除されていた。

内部は壁・天井共にシラス壁。

この製品は僕も数回お施主様へお勧めし採用されている。

もう3年住んでいるお施主様からは、家の中に居て気持ちがいいと

大変評判が良い塗り壁材料だ。

実際、僕もお伺いする度に、

夏場などはすこしヒヤッとするような感じも受け、

しかも生活臭が本当に全くと言うほどしないのだ。

 

今回見学の住宅は竣工して45日位との事であるが、

床材の杉の無垢フローリングの香りもしないくらい、

脱臭効果が効いている。これには少し驚いた。

それにしても大学の研究の為に住宅を建てて

実際に人が住みデータを取るというのは画期的だと思う。

 

シックハウスに苦しむ方々の為に、

有意義な研究結果が得られることを期待したい。

 

帰りに、柏の葉ららぽーとで妻と昼食。

室内なのだが、巨大な光天井から、

少し暑く感じるくらいの日差しが皮膚を射す。

それにしても駅のまん前に巨大なショッピングセンター。

他はまだほとんど空き地のまま。

これから賑わうエリアとなるのであろう。

 

駅のデザインは渡辺誠氏。

真っ白で流線形の造形。決して華美ではなく、

これは美しいと思った。

無機質な工場のような駅が多い中、

沢山の人たちが利用する公共建築物程、

デザインって必要だ

Kc350241

 

 

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年6月17日 (日)

もう一息!

昨日は午後から妻と共にS様邸現場打合せへ。

樅の木床板も貼りはじめていて、

その塗料である荏ゴマ油の匂いも混じり、

現場はなんともいえない香りが漂っていた。

やっぱりこの床板は良いなぁ。Imgp1243

 

 

 

 

 

 

 

軒裏が大きく見える設計としたので、

ヒノキ小幅板を貼った。

現場で設計仕様よりもランクが上の

ほぼ無節の材が必要量丁度手に入ったという事で、

とても良い材料を入れてもらった。

塗装をしたくないくらい綺麗であった。

道路から見上げると、これは映えるに違いない。

Imgp1209 

 

 

 

 

 

 

現場を後にし、お施主様宅へお打合せへ向かう。

設備機器の最終確認を中心に行った。

昨年3月から始まったプロジェクトも大詰め。

最後まで気を抜くことなく頑張ろうと

改めて思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月11日 (月)

地震、雷、火事、がんこおやじ?

今朝は雨。

走ろうと、外を覗くとどんよりと雲が空を覆い、

さっさと中止し、早朝出勤。

 

昨日は午前中よりK様邸打合せ。

天気予報で大荒れと聞いていたので、

自転車は止めて、ネイキッド君で向かう。

案の定、1時間後に嵐のような大雨。。。

 

改修工事でお引き受けする予定であったが、

諸事情があり、新築案をもう一度検討することになる。

 

築40年の木造住宅となると、

耐震補強をしても現行の基準まで引き上げるのは難しい。

出来る限りの補強といっても、コストとの絡みもあり、

限界が出てくる。

 

場合によっては、

新築が出来てしまうくらいのコストがかかることもあるので、

お時間を頂き、慎重に検討していただくこととなった。

 

それにしても、木造の耐震工法も続々と様々な工法が出てきている。

無筋コンクリート基礎や、

ひび割れてしまった基礎を補強する工法として、

簡単でローコストで出来る面白いものを見つけた。

がんこおやじ

↑ちょっとふざけた(?)ネーミングだが、

工法としては大変興味深い。

外観もほとんど変えることがないので、これは良いと思う。

炭素繊維で基礎を巻き、補強する。

確かに、土台や柱の補強も重要だが、

基礎が割れてはどうにもならないので、これは大変有効だと思う。

ネーミングの通り、

どんな地震にも、動じないんでしょうね。多分(笑)。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 4日 (月)

物干しに思ふ。

今朝は早朝ランの後、

町内清掃に参加。

普段、ほとんど近隣の方々とお会いできていないので、

このような機会はとても大事。

自分の借家の周りを主に草むしりしたのだが、

草をむしる度に、根元で虫達が大騒ぎしているのを見ると、

『掃除=人間だけに都合の良い環境を作っている』

としかつくづく思えなくなり、なんかいたたまれなくなる。

 

 

午後より、

S様邸現場でお施主様と主に電気関係のお打合せ。

だいぶ部屋の形が分るようになってきたので、

今までの図面と模型だけでのお打合せに比べ、

お施主様に、よりご説明しやすくなってきた。

 

やはり出来てくると見えてくる使い勝手というものがある。

お施主様より、広いバルコニーに洗濯物、布団を干す際の順序で、

今まで議題になったことのない、興味深いご意見を頂いた。

朝、家事の順序として、 

1.布団をバルコニーの手摺に掛けて干す。

2.洗濯物をその手前に干す。

・・・午後になり

3.布団を洗濯物より先に取り込む。

⇒ここで、手前に干した洗濯物をかき分けて、布団までたどり着き、

 さらに布団を持った状態で再び洗濯物をかき分けるという、

 大変な不都合が発生する!

4.洗濯物を取り込む。

 

そこでお施主様が考えたのは、

バルコニー手摺の布団よりも高い位置に洗濯物を干し、

布団を手摺から下ろす際のみ、

直上にある洗濯物をよけつつ

ちょっとかがんだ状態になる位なら、

布団の持ち運びには支障がないのではないかと言うことだ。

 

僕はこれだけ広いバルコニーなので、

布団も洗濯物も問題なく干せるとまでしか考えていなかったが、

ご意見をお伺いし、

確かに布団はお昼過ぎには取り込むことを考えると、

毎日のことなので、

奥様にとってこれはストレスになるなぁ・・・と納得した。

既製品の伸縮アーム物干し等、うまく使えそうなものを

これから考えることになった。

 

住宅の使い勝手については、『スタンダード』はなく、

お施主様のラフスタイルをしっかり把握して、

そのお施主様毎の『スタンダード』を創っていかなくてはなりません。

 

そのようなご提案を先に出来なくてはいけないのに、

まだまだ修行が足りませんね。。。(反省)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月29日 (火)

地質データ

千葉県内の地質データはこちらで閲覧できます。

以前は、各役所に出向いて調べなくてはならなかったのに、

(しかも、なぜか手写ししか駄目だった・・・)

便利になったもんです。

千葉県地質環境インフォメーション

ただし、まだデータが乏しく、

お近くのものがない場合もありそうです。

 

設計者としては、

初期段階で目安をつけることが出来るので

大変嬉しいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月17日 (木)

材料と健康被害

昨日は終日作図作業。

妻は別件の打ち合わせで午後より外出し

深夜帰宅。

ほぼ終日一人で事務所にいたので、

まるで独立したころに戻ったような感覚(笑)。

サクサク仕事を進めた。

 

昨今、自然素材ブームであるが、

その中でも王様中の王様である、ある壁材について

嫌な噂を聞いた。

 

我々設計者は、メーカーの発表する各種データや、

実際に使用した実績からしか材料の判断が出来ないという

もどかしさがある。

昨年メーカーが公表した、石綿被害のように、

(石綿も自然素材のひとつです)

長期的にその材料の影響を受け続けた結果、

人体に有害であると言う事が数十年後に分ったとしても、

被害も拡大してしまい取り返しのつかない事態となってしまう。

このように短期で人体に影響が出ない有害物質はより厄介だ。

 

やはり国にこの辺はしっかりやってもらわなくてはならない。

 

どうも聞いた話では、(あくまでも噂なのだが・・・)

前述の壁材は、ドイツ他ヨーロッパ諸国ではかなり昔から

使用禁止の材料となっているらしいのだが、

日本ではどう判断されていたのか?

他国で有害とみなされている物質については、

国内で流通する前になぜ国がストップをかけ

検証することが出来なかったのか?

 

幸い僕が独立後に設計させていただいたお仕事では、

この壁材は使っていませんでしたが、

とても興味のある材料だっただけに、

今後は考えてしまいますね。。。

早急に見解がなされ、

安心してその建材を使用できるようになることを願います。

(デマとなてしまってはいけないので、

公表されるまではその建材名については伏せさせていただきます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 4日 (金)

改正建築基準法に思ふ。

今朝は五月晴れであったが、ランニングはお休み。

その分ゆっくり朝食を摂り、通常通りに出勤した。

連休も後半に入り、どこかへ出かけたいという気持ちもあるが、

溜めてしまっている仕事を世間が休んでいるうちに

進めておかなくてはならないので、ここは頑張りどころ。

妻も同様なのでそろそろ出勤してくるだろう。

 

昨日は終日事務所にて作図作業。

休日で現場その他からの電話もならないので、集中できて良い。

新規お施主様からの電話だったら大歓迎だが(笑)

 

途中、構造のパートナー事務所であるY氏から、

大量のFAXが送信されてきた。

6月20日からの建築基準法法改正施行の内容であった。

相変わらず、法文というものは『第何条何項から何項まで』など、

実際に読み下すのが大変そうで、詳細までは確認していないが、

罰則の強化がなされることは間違いなさそう。

 

確認申請手続きの大幅変更と合わせて、

建築基準法が施行されてから今まで蔑ろにされていた、

いわゆる『名義貸し』への罰則にも、

『一年以下の懲役』という刑事罰がついた。

僕は、この『名義貸し』が、

世間での建築士の地位を下げる要因となっている

ずっと思っていただけにやっとかと嬉しく思う反面、

あのような騒動が発端で

改正されるに至った経緯については複雑な心境だ。

 

建築士資格を持っていない工務店や不動産業者などが、

実際には勤務していない建築士から名義を借りて

建築士事務所登録をしていたり、

建築確認申請のみをいわゆる『代願』という形で依頼するのが

常識となってしまっている。

 

お施主様の代理人でありながら、

公平・公正な第三者としての立場を明確にするためには、

建築士が、建物を作る立場と売る立場側からは

独立した体制をとらなくてはならない。

そうでないと、立場が弱くなり、

極端に安い設計料や短い設計期間で

仕事を押し付けられたりして、

現場に入ってからもコストダウンなどによる

危険な設計変更の要請などに

毅然とした態度をとることが出来なくなる。

その上もし何か不具合が生じれば、

責任を負わせられると言う

やりきれない状況に追い込まれてしまう。

だから、

独立専業であることが設計事務所にとっては必須なのだ。

 

Y氏も、ただ罰則だけが出来てもだめで、

重くなる責任に見合う対価としての報酬がきちんと得られるよう

社会の構造も変えていかなくては、

(構造)設計事務所を廃業する人たちが

今後たくさん出てくるであろうと言っていた。

 

6月に民間確認検査機関主催の改正法講習会があるので

参加申し込みをした。

細部までよく確認してこようと思う。

 

本当に今年の日本の建築設計界は大きな転機を迎えそうだ。

責任ある仕事に誇りをもって対応できるよう、

僕もこの転機を好機ととらえ頑張ろうと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 3日 (木)

金物検査

今朝は4連休の初日だが、事務所は通常営業。

いつものように早朝に飛び起きて、江戸川ランへ。

しっかり5KMを走る。

 

昨日は、S様邸の金物検査へ午後から向かう。

愛車ネイキッド君も天気が良いので嬉しそう(笑)

車内は結構暑く、エアコンをかけたくなったが、

せっかくの五月晴れなので窓を全開して風を入れながら運転した。

 

現場は順調で、だいぶ外壁の合板貼りも進んできた。

上棟直後に腰を痛めて休んでいるS棟梁に代わり、

中国分の家で、S棟梁と一緒に棟梁を務めてくれたN棟梁が、

ピンチヒッターで来てくれている。

Y大工との息も合っていて順調そうだ。

S大工は連休明けに復帰予定とのことで一安心。

でも、せっかくN棟梁も関わってくれたのだから、

このまま3人で・・・というわけには行かないかな(笑)

 

今回の現場では、大きな登り梁をしっかり固定するために、

施工工務店が開発した特殊な金物を使用している。

登り梁を天端面から貫通し、受け梁に縫っている。

受け梁には直径10ミリ程のピンが見えるだけなので

言われて見ないと気づかない程。

受け梁が化粧の為、通常の羽子板ボルトが使えないので

色々な金物を吟味した上で決定した。

これだけしっかり固定してあれば、どんな台風が来ても、

屋根が吹き飛ぶということは皆無であろう。

P5020030  

 

 

 

 

 

 

又、ロフトの床梁も化粧となる為、

新製品である『パイプ羽子板かくれん棒』という、

なんとも和むネーミングの金物を採用。

これは安価で確実に梁を固定できるので、

これから事務所の定番となりそうだ。

http://www.tanakakanamono.com/contents/product/hagoita/ha22ct.html

ここ数年の木造用金物の進化は素晴らしい。

日本の木造住宅の文化を残す為にも、

耐震性・強度を高めるこのような良い金物が

どんどん出てくれることを願いたい。

チャンスがあれば、自分でも開発したいなぁ。

 

検査は問題なく完了し、現場監督に連休中に現場で盗難や

いたずらをされぬ様、養生を徹底するよう依頼した。

電線を切ってまで盗む輩がいる物騒な昨今、

用心に越したことはない。

 

 

現場を後にし、そのまま松戸市店舗計画の家具製作担当の

I氏へ図面を届けに寄る。

そのまま打ち合わせになり、また色々とアイデアが飛び出す。

このままでは、いつまで経っても着工できなくなりそうだなぁと

笑いながらも、まだ何か出来るのではないかという期待感。

美大出身で商業デザインをしていたI氏から出るアイデアは面白く、

毎度刺激を受けっぱなしだ。

 

すっかり遅くなってしまい、

運転し慣れた県道市川柏線をたどりながら、

この道はいままで何往復したことだろうか?

地元の道よりも多く通っているなぁ。。。

松戸・柏方面に何か縁があるのかなぁと何か不思議な気分。

これから先もこの道を何度通ることやら?

良縁が続くことを願いたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月18日 (水)

特定住宅瑕疵担保責任履行確保法案

昨日からなにかじわじわと、

少し体を捻る度に右腰の付近に

『ヒュッ!』という痛みがを感じていたのだが

今朝になり、さらに激しくなっていた。

どうも、一昨日の自宅庭を耕した際に

慣れない鍬を振り回したことが原因の模様。

多少は運動をしているから体力には自信があるのだが、

普段使わない筋肉と言うものは正直なもので、

体が悲鳴を上げている。。。しかも2日後にね。

男40歳、情けない(笑)

 

 

昨日の新聞に、

『欠陥住宅泣き寝入り防止・業者倒産時も補償』

という記事があった。

 

世間を騒がせた、耐震強度偽装・H社の被害者のような

問題を繰り返さないためとの事。

今までは、販売後10年以内は『住宅品質確保促進法』が定める、

『瑕疵担保責任』によって売主に補償する義務があったのだが、

現在は、売主が倒産して保障費用が負担できないと、

購入者は泣き寝入りであった。

しかし、それを公的機関が代わって補償できるように、

任意保険があるのだが、

なんと、加入率は05年度で12.9%と低い状況らしい。

 

もちろん、私が設計監理として業務を請け負う新築住宅においては、

工務店に見積りを依頼する際に条件として、

この任意保険に加入することを必須条件としている。

 

あまりに加入率が低いため、政府もこれではいかんと、

やっと本腰を入れたというところでしょうか。

遅すぎますね。

 

実際にお施主様の知人の住宅で、

竣工後にすぐに工務店が倒産し、

その後のメンテもままならない状態で困っている方から

相談を受けた事があった。

まだ、重大欠陥は認められなかったので良かったですが、

実際は泣き寝入りしている方々はかなりの数にのぼるのでは

ないか。

 

まだ新法の全貌がわかりませんが、

来月には成立するとの事ですので、

これから住宅を建てる方々は要チェックです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧