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2008年2月 5日 (火)

縁の下の力持ち

先日、市川市K様邸の地盤改良杭を施工した。

市内はほとんどが軟弱地盤であり、

SS試験の結果、良好な地盤であることはめったにない。

この敷地も例外なく、-3m付近までは軟弱であったので

地盤改良を検討し、地元市川のトラバース社の新工法である

タイガーパイル工法を採用した。

 

当日は、工務店、構造設計のYさんとと共に、

新工法の現場施工を見守った。

 

通常のソイルセメントコラム杭では、直径600㎜となるが、

この工法では、芯材として直径約80ミリの鋼管を入れるので、

従来工法よりも耐力が確保でき、直径400ミリで施工が可能だ。

このため、杭の本数も減らせ、排出土も極めて少なく、

コストはもちろん、環境にもやさしい。

Imgp3306

 

僕は常々、ソイルセメントコラム杭ではあくまでも土とセメントを混ぜ合わせた無筋コンクリートであるので、鉛直荷重には強いが、もし、せん断や引き抜き力がかかった場合には、脆いのではないか思っていた。

 

実際には、土中でこれらのような外力がかかることはないのだが、(あるとすれば、超巨大地震で断層とか起きる時かな・・・)

 

又、その地盤の土と直接セメントを混ぜ合わせて杭を形成するため、地質によっては品質にばらつきが出てしまうのは否めなかったと、業者さん談。

 

鋼管が入ることで鉄骨コンクリート造となり、品質のばらつきによる強度不足も補うことが出来、せん断・引き抜きに対して丈夫なのは間違いないと思われる。

技術は進歩しているのだ。

 

現在、基礎工事が始まり、

杭はすでに表に見えることはない。

住宅が完成してしまえば、

この『縁の下の力持ち』は

暗い地面のなかで、

ひっそりと、

ただじっと、

家とご家族の安全を支え続ける。

 

『基礎』という部位は、

読んで字のごとく、基(もと)になる礎(いしづえ)だ。

建築用語だけでなく、ものの取り掛かりの要部分を表すときに、

普段の会話でも一般的に使われるけれど、

その基礎をさらに支える『杭や地盤改良』を

表す言葉が生まれても良いのではないかと

・・・思うのは僕だけか(笑)

たとえば

『基礎練習』が『杭練習』じゃぁ、

やっぱりしっくりこないか(笑)。

いわゆる、『基礎の基礎』でいいんだね。

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